第8回 「密かなカタリスト」
パクチーの栽培に興味のある人が集まった、パクチーの種まきパーティ。
樽の上には一瞬、まいたばかりのパクチーを入れた紙コップが並んだ。
樽は植物との親和性が高い。
もちろん、樽は木でできている。そして、使い終わった樽は、しばしば
植物を育てるプランターとしても使われる。
これから芽を出す種を載せて、その日も樽はイキイキとしていた。
樽は生きている。だから、周りにいる人をハッピーな気分にさせる。
店内で密かにカタリストを演じている存在・・・それが樽だ。
[Kyo_do tsushin] No.12 2010年10月1日発行分より
■佐谷恭 kyo paxi
京都大学総合人間学部在学中の19歳のときに旅を始める(現在までの訪問国数約50カ国)。2004年、「旅と平和」をテーマにした論文で、英国ブラッドフォード大学大学院(平和学専攻)を修了。
職歴は、富士通(株)で関西の新卒採用の責任者、(株)リサイクルワンの創業期のセールスマネージャー、(株)ライブドア報道部門の立ち上げ時のリーダー。
2007年8月9日、株式会社旅と平和 を創立。同年11月に交流する飲食店をコンセプトに東京・経堂に世界初のパクチー専門店「パクチーハウス東京」をオープンさせる。2009年4月からは、樽を囲む立ち飲みスタイルの店舗内店舗「Public'S'peace」(パブリック・ス・ピース)もスタート。
現在、新しい“交流する飲食店”(用賀)と社会起業家を対象とした仕事空間提供サービス“PieceOfPeaceシェアオフィス”を準備中。
日本手食協会理事長、日本パクチー狂会会長。
著書に「ぱくぱく!パクチー」(情報センター出版局)。

